旅の醍醐味といえば、現地のおいしいものを味わうこと。
チェンマイがあるタイ北部の北部料理(別名:ラーンナー料理)は、独特の文化伝統、気候が反映されています。山の恵みの山菜、川の恵みの淡水魚など季節や時期によって旬の食材が変わりますので、日本と違い四季がないタイですが、お料理や現地で楽しめるフルーツから季節を感じることができます。
タイ北部料理がほかの地域の料理と大きく違うのは「甘さ」と「酸味」が控えめないこと。代わりに「苦味」が加わることで、うま味豊かな味わいになっているのが北部料理の特徴です。ぜひ現地でトライしていただきたい本場の北タイグルメが楽しめるローカルレストランを3つご紹介します。
キンラム・キンディー

お店の名前はラーンナー語で「おいしいものをよく食べる」という意味。シグネチャーメニューのカニ料理「オンプー」は、濃厚なバターのような風味のカニ味噌に似た白ワインとも相性がよさそうな一品です。2024年版「ミシュランガイド」にも掲載された地元で人気の隠れ家的なレストランです。
■店舗情報
Kinlum Kindee(キンラム・キンディー) URL:https://www.facebook.com/Kinlumkindee 営業時間:10:00~19:00 (土日は20:00まで) ※最新情報はウェブサイトで確認してください 住所 Unnamed Road San Sai Luang, San Sai District, Chiang Mai 50210
トンテムト

”トンテムト=トンさんの満席になるお店”という意味の通り、地元の人々や観光客で賑わう大人気の一軒です。スペシャリテは、タイ北部の郷土料理のひとつ、ナムプリックオン(唐辛子ペーストのディップ)やゲーンハンレー(ビルマ風ポークカレー)。お店の外で焼かれているガイヤーン(鶏の炭火焼き)もおすすめです。おしゃれなショップやレストラン、カフェが並ぶニマンへミン通りから少し路地に入った場所にあり、メインのお店が混んでいる場合はすぐ近くに別の店舗もあり、比較的空いていてゆっくり食事が楽しめます。
■店舗情報
Tong Tem Toh(トンテムト) URL:https://www.facebook.com/TongTemToh/ 営業時間:11:00~23:00 (ラストオーダー) ※最新情報はウェブサイトで確認してください 住所 11 Nimmana Haeminda Lane 13, Chiang Mai 50200
カオソーイ・ラムドゥアン

そして、チェンマイで外せないご当地グルメといえば、タイ風カレーラーメンの“カオソーイ”。毎日食べ比べしたいくらいカオソーイの名店がたくさんあって、お店によっていろいろな味が楽しめます。今回ご紹介する「カオソーイ・ラムドゥアン」は、創業70年以上のチェンマイで最も有名なカオソーイの老舗店です。一日に500杯以上は売り上げるカオソーイは、まろやかなココナッツカレーのスープに卵麺(バミー)とその上に揚げた麺が絶妙な組み合わせで、何杯でもおかわりしたくなります。具材は、一番人気のチキンがおすすめです。
■店舗情報
Khao Soi Lamduan(カオソーイ・ラムドゥアン) URL:https://www.facebook.com/khaosoilamduan 営業時間:8:00〜16:00/年中無休 ※最新情報はウェブサイトで確認してください 住所 352/ 22 Charoen Rat Rd, Chiang Mai 50000
ぜひチェンマイで、胃袋の限界までグルメ三昧をお楽しみくださいね!
(ライター・TK)
写真提供:タイ国政府観光庁