パラオで“海との暮らし”を味わう!おすすめ飲食店5選

パラオの食、ハワイでもバリでもない楽しみ方

綺麗な海に白砂のビーチ――
ハワイやバリを思い浮かべる方も多いでしょう。
でも、いま注目すべき“海の楽園”がもうひとつあります。
それが、パラオ。
常夏の島でありながら、アジアとアメリカ、日本の影響が融合した独特の文化と食が息づく国。
観光地の喧騒とは違う、静かで深い“海との暮らし”がそこにあります。
>そして、その暮らしを彩るのが「食の魅力」です。
パラオの食は、“ハワイのようでハワイじゃない”
ハワイにはリゾートらしい華やかなグルメがそろっていますが、近年の円安とチップ文化で、食事のハードルが高いという声もあります。
チップが15〜25%も必要となれば、ちょっとした食事でも気軽には楽しめないかもしれません。
その点、パラオではチップは必須ではありません。値段が少し高めに感じられても、一皿の量が多く、現地の人たちも“持ち帰って食べる”のが日常です。
フードロスもなく、1回の外食で2食分楽しめると考えればお得感もあり、それも魅力のひとつです。

パラオの食文化とは?

パラオの食文化は「アジア×アメリカ×日本」の融合、一言では語れません。
この小さな島国は、南国の恵みに加え、日本統治時代(1914〜1945)、戦後のアメリカ信託統治時代を経て、独自の「多文化フュージョン」を育んできました。
英語が公用語でありつつ、年配の方を中心に今も日本語が通じる環境
ハンバーガーやステーキといったアメリカンボリュームの食文化
一方で、ローカルフードや日本食への親しみも根深く、生活に溶け込んでいます
たとえば、パラオの人々にとってなじみのある「タマ」は、沖縄のサーターアンダギーを思わせる素朴なおやつ。
日本語メニューがある飲食店も多く、日本人旅行者にとっても安心感があります。
また、日本からの移民や戦後の残留者とのつながりを背景に、日本食レストランのレベルが非常に高いのも特筆すべき点。
そして、中華・インド・日本、そしてローカルフードまで、ジャンル豊富な食の選択肢があります。
それも、“観光地のため”の食ではなく、現地の人々の暮らしに根づいた日常の味であることが大きな魅力です。

おすすめ飲食店をご紹介

Penthouse Hotel Restaurant

ホテル併設のレストラン&バー。
ローカル料理とインターナショナル料理の両方が楽しめ、ベーカリーも併設されています。
地元の人々がベーカリーだけを買いに来るほど人気があり、朝食や軽食にもぴったりです。
また、ここではパラオならではの特別な食体験も可能。
現地で高級食材として知られる「マングローブ蟹」は、身がぎっしり詰まり、濃厚な旨味と甘みが特徴。

蒸し蟹やガーリック炒め、スパイシーなローカルソースなど、さまざまな調理法で提供され、冷えたビールとの相性も抜群です。

さらに、ここは「フルーツコウモリ×ココナッツ風味」を提供している数少ないレストランのひとつ。
現在は提供している店舗も限られ、非常に珍しく貴重な一品です。好奇心旺盛な方には、 ぜひ一度体験してほしい“冒険の味”です。

店舗情報

Penthouse Hotel Restaurant(ペントハウス・ホテル・レストラン)
URL:https://www.facebook.com/penthousehotelpalau/
営業時間:07:00~21:30 ※最新情報はウェブサイトで確認してください

Kramers Bar & Restaurant

海を望む美しいバルコニー席で、新鮮な地元の魚介料理と、パラオ産のローカルビール「Red Rooster Beer」も楽しめます。潮風と冷たいビールが、忘れられない時間を演出してくれます。

店舗情報

Kramers Bar & Restaurant(クレーマーズ・バー・アンド・レストラン)
営業時間:月~金 10:30~14:00/17:00~22:00 土 17:00~22:00 ※最新情報はウェブサイトで確認してください

Elilai Seaside Dining

夕日と音楽を楽しめる、大人のためのロマンティック・ダイニング。
送迎サービス付きなので、お酒を楽しんだ後でも安心して帰れます。


メニューはローカル食材を活かした上質なラインナップで、海に面したテラス席からのサンセットは、まさに「人生のご褒美」とも言える美しさ。
特別な夜にぴったりの、贅沢なひとときを過ごせるレストランです。

店舗情報

Elilai Seaside Dining(エリライ・シーサイド・ダイニング)
URL:http://elilaipalau.com/
営業時間:11:00~14:00/17:00~22:00 ※最新情報はウェブサイトで確認してください

ToriTori(鳥鳥)

パラオ産の新鮮な魚介を使った刺身や定食が楽しめる日本食レストラン。シャコガイの刺身など、ここでしか味わえない“パラオ×和”の絶妙な出会いがあります
コロール中心部にあり、滞在中にふらっと立ち寄れる居酒屋スタイルも嬉しい。
※2025/6/30現在、改装中につきお休みですが、リニューアル後の営業が楽しみです!(再開時期などは公式情報をご確認ください)

店舗情報

ToriTori(トリ・トリ)
URL: https://www.facebook.com/profile.php?id=61575580741931
営業時間:金~水 11:00~14:00/17:00~23:30 木 17:00~23:30 ※最新情報はウェブサイトで確認してください

Best Coffee & Donuts

パラオの定番おやつ「Tama(タマ)」のお店。タマは、沖縄のサーターアンダギーを思わせる丸いドーナツです。
甘さ控えめで、揚げたての香ばしさがクセになる味わい。
しっとりもちもちとした生地で、軽い食感が特徴です。 パラオには、「Tama」を扱う小さくてアットホームなカフェが色々あり、地元の人々が気軽に集まる憩いの場として親しまれています。

店舗情報

Best Coffee & Donuts(ベスト・コーヒー・アンド・ドーナツ)
URL:https://www.facebook.com/profile.php?id=61575580741931
営業時間:月~土 06:00~20:00 ※最新情報はウェブサイトで確認してください

お気に入りの場所はテイクアウトで!

いかがでしたか?
今回は飲食店を5つほどご紹介させていただきましたが、パラオではどのレストランでもテイクアウトが可能です。
そのほか、スーパーでお惣菜を買ってお気に入りのスポットやビーチ、まはたホテルでゆっくりと食事を楽しむこともできます。

Surangel’s Supercenter(スランゲル・スーパーマーケット) パラオ最大級のスーパーマーケット

リゾート地での贅沢とはまた違った、生活に寄り添う「海との食の時間」が、パラオにはあります。
そのほか、パラオ政府観光局の公式サイトでは、最新のレストラン情報が豊富に掲載されていますので参考にしてみてください!
 https://pristineparadisepalau.com/directory-type/eat-and-drink/

(ライター・入佐 香織/登録ロングステイアドバイザー