アメリカのトラックの話

日本のメーカーが作っているのに、日本には、ほぼなくて、アメリカにはたくさんあるものがある。
4WD(2WD)トラックだ、つまり日本でよく見かける軽トラを、大きくしたものだ。
特に、ブルーカラー系の人たちには圧倒的な人気を誇り、アメリカでは宣伝ナシでも売れるという、また3件に一台は持っていると言われ、みなさんも、アメリカに到着し、外に出れば、すぐに見ることができる。一般的には5人乗りで4ドア、8フィートほどの荷台がついている。
あらゆる家の仕事、たとえば庭仕事、改装、そして粗大ごみ処理、あらゆるレジャー、たとえばキャンプ、小旅行、ハイキング、そしてテールゲートパーティー、あらゆるシーンで、大きな荷台を持つトラックは重宝されるのである。

確かに、燃費は悪い、少なくともエコではない・・・・しかしトラックには、なにか魔性のクールな魅力があるのだ。 この機会にどうしてトラックには魅力があるのか、考えてみたい。

1、 大きい、一般に通常のSUVより一回り大きい、身体も大きなアメリカの人、特にブルーカラー系では、大きなものが好まれる、バーガーも大きい、ポテトもでかい、ついでに荷物もガーンと積めるトラックはでかくてスキ。

2、 楽ちん、トラックといっても、荷物などを専用に運ぶトレーラーや大型トラックと違い、SUVレベルなので、運転がしやすい、そして普通車と同じようなファンクションも豊富。

3、 カッコいい、賛否あるだろうが、ブルーカラー系白人の人にとっては、トラックは, “ザ.アメリカ”, そしてクールなのだ、とくに、ホイールや、タイヤ、前方グリル、ライトなどに改造を施したトラックはクールとされる。 そして面白いことには、リフトアップしたトラックは大人気だ。(日本では不良は車の車高を下げる傾向があるが、アメリカでは上げる傾向がある)

ところで、トラックはハワイでは特に人気!、田舎では仕事でボロボロというトラックが多いのに対し、都会ではキレイな、そして常にピカピカという、本来のトラックの役割を放棄したようなものまでいるのだ。 キャッチフレーズも面白い、岩山や階段を上ったり、高いところからコンクリートを落としたり・・・アメリカ人好きなんだな~こういうの。