地元の食材を活かしたパラオのスローフード

パラオの食のイメージとして思い浮かぶものは何となくミクロネシア地域で一般的な食材や食品が思い浮かぶのですが、食文化については日本統治の影響、アメリカ統治の影響を受けており、それぞれの文化が融合した独自の食文化があります。実際にパラオの街では、日本料理、インド料理、イタリアン、中華などの観光客向けでないレストランでも様々なジャンルの飲食店があります。
やはり滞在中に食べるなら、地元の食材を活かしたスローフードはとてもパラオらしい料理でおすすめ。
スローフードとは地域の伝統的食文化に根付き、地域の農産物、伝統的な調理法を守りながら環境や健康に配慮した食事のこと。
今回はパラオでぜひ食べて欲しいスローフードをご紹介します。

フルーツを使ったスイーツ

南国のパラオでは一年中フルーツを楽しむことができますが、このパラオ産のフルーツを使用したスイーツはおすすめ!左側はパラオフルーツ&ナタデココのココナッツミルク味、パインなど地元の南国フルーツがたっぷり。よく冷えていて日本人の口にも合うあっさりしたほのかな甘味。右側は丸いのがココナッツキャンディ、小さい四角がタピオカデザート。どちらもシンプルで素朴な味が特徴です。

タロイモのポタージュ

パラオを代表する郷土料理で、多くのレストランで提供されています。タロイモはサトイモをあっさりさせたような風味。ポタージュにすると、素朴でやさしい味で消化に良さそうです。タロイモはビタミン、ミネラル、カリウム、食物繊維が豊富で栄養価が高く、パラオでは主食として食べられています。タロイモの糖分と栄養素で疲労回復、栄養補給にぴったりなスープです。

パラオの伝統料理「ウカエブ」

手のひらほどの可愛らしい甲羅にカニ肉がぎっしり詰まった贅沢な料理。島の人たちが捕まえたオカガニの爪の身をほぐして甲羅に詰めるため、大変、手間がかかります。オカガニ7~8匹分の身を詰めてココナッツミルクをかけて蒸します。蒸した蟹本来の味わいとココナッツの風味。蟹好きの日本人にはたまらないご馳走です。

エシカルなお弁当

ツアーのお弁当だったのですが、なんとカラフルで可愛い!!中身はキムチ、フルーツ、焼き魚、タロイモ、スナックです。味付けは自然でマイルドなのに満足感があります。過剰な調味料や添加物がなく、食材の味がしっかり伝わります。右側のスナックは甘く、カリっと香ばしい。家庭でもよく作られるそうです。お弁当のプレートはパラオの再生紙。こんなところにも自然と共生するパラオスピリットを感じます。

(ライター・木原きょうこ/登録ロングステイアドバイザー

もっと詳しく聞きたい方は・・・

ロングステイセミナー2025」のパラオ政府観光局ブースへ!
13:45~14:30、セミナー実施します!当日も余席があれば参加可能です。詳しくはコチラから。