ロングステイの計画にあたり、まず考えるのは『行き先』です。
ロングステイを実践している筆者の経験から、おすすめのデスティネーションと1ケ月程度のロングステイの各地のポイントをまとめたのでご紹介いたします。
タイ・チェンマイ(12月~2月)
チェンマイはタイの北部にある第2の都市で、「北方のバラ」とも称される美しい古都です。

良いと思ったところ
- 惣菜や炊き立てご飯が買えるので楽な自炊ができますので炊事係の負担が減ります
- 曜日限定マーケットが楽しい。土日の午前は、ジェイジェイマーケット・ココナッツマーケット・チャムチャム、土曜夜はサタデーマーケット、日曜夜はサンデーマケット、そして金曜午前は雲南ムスリム市がおすすめです!
- 外食代がバンコクやマレーシアなどに比べて安く、和食も大衆価格で選択肢が多く楽しめる
- オープンエアのテラスで過ごせる隠れ家的なカフェが多くてエアコンの冷房に悩まされない
- 早朝から11時頃までは涼しくて上着や長袖が必要、湿気が少ないから汗をかかない
- ソンテウ(相乗りトラック)・トゥクトゥク(貸切三輪)・Grab(TAXI)と交通機関の選択肢が多くて便利
- ツアーで行ったぐらいでは知らない寺院や隠れ家カフェ・レストランがあるので見つけるのが楽しい
課題に感じたところ
- 歩道の整備が悪く、側溝の蓋が壊れていたりするので足元に注意して散歩する必要がある
- ホテルもショッピングモール・レストランでもトイレットペーパーを流せないので日本人には少し抵抗があります
ペナン(12月~3月)
マレーシア、マレー半島の西方、マラッカ海峡に位置する島で多様な文化の交差点として発展した都市です。

良いと思ったところ
- 路線バス(ラピッドペナン)が充実し、停留所も完備し利用しやすい。101系統は20分毎で7km以下50円と安い。
- 道路は綺麗に整備されており、歩道も歩きやすくなっているので安全。
- 英語が一般的に通じるので買い物などもしやすいし、マレー語もローマ字読みで覚えやすい。
- 屋台も含めて中華系が混じりおいしいグルメがある
課題に感じたところ
- 海風があるが、昼間の暑さはチェンマイより湿度高い
- バス、ショッピングモール、ホテル、レストラン等の冷房が強いので冷房対策が必要
- 1カ月単位ではキッチン付きのコンドミニアムやアパートはないので、ホテル暮らしになり割高になる
バリ島:サヌール海岸(5月~10月)
インドネシアの言わずと知れたリゾート。サヌール地区はバリ島の東側にあり、静かでゆったりとした雰囲気が漂うエリアです

良いと思ったところ
- 海風があるので乾季は朝晩涼しいから湿度はあるが散歩しても汗だくにならない
- ビーチ沿いの遊歩道が整備されて歩きやすいし、ホテルやカフェも並んでおり安全
- ビーチ沿いに大型ショッピングモール「ICONバリ」などがあり、休憩やトイレタイムに使えて便利
- ビーチ沿いもメイン通りにもカフェ・レストラン・ショップが並んでいるので散歩が楽しい
- 世界的な観光地なのでイタリア・タイ・ベトナム・中華・日本料理などや大衆食堂(ワルン)も混在する
- 1週間単位でもキッチン付きアパートメントホテルが借りられるので節約できる
課題に感じたところ
- Grabはたくさんあるので移動はできるが、バス路線はほとんど使えないので移動に車代はかかってしまう
ご紹介した内容はあくまで筆者の個人的な感想ですので、実際にロングステイをする際は自分にどこが合うのかきちんと調べて下見をしてください。
すべてが満足する場所はあり得ませんが、日本から離れて避寒・避暑の場所として参考になればと思います。
(ライター:NPO法人南国暮らしの会 T.SAITO)