セブ島を中心にリゾートの観光先や留学先としても魅力的なフィリピン。
日本と比べて物価も安く、明るい人々に囲まれた暮らしを求める方のロングステイ先としてもおすすめな国です。
しかし、フィリピンは日本と比べても治安の面からトラブルも起きやすい注意点があります。
今回は、ロングステイ先にフィリピンを選んだ場合のトラブル対策をご紹介します。
スリや軽犯罪は事前の予防策で身を守ろう
フィリピンでは、日常的にスリや置き引きなどの軽犯罪が横行しています。日本で暮らしていると対策を怠りがちですが、長く暮らす場所に選ぶならば対策をしておく癖付けが重要です。
ポケットやカバンの出しやすい位置に貴重品を入れない
貴重品はポケットやカバンの出しやすい位置に入れてしまうと、気付かないうちにスリにあう危険性があります。
スリのほとんどは複数人で犯行を行うため、話し掛けられたり、奇抜な行動を取られたりして注意を逸らされた隙に、いつの間にか盗られたというパターンがあります。
スマホのスリ被害にあった友人は、ポケットに手を入れられた感覚は全くせずに盗られたと話しています。
貴重品はカバンの奥に入れて、人混みの中ではリュックを前に背負うなど、荷物から目を離さずに盗られにくい対策をしましょう。
財布は分散してスマホやPCはバックアップを取る
警戒していてもスリや置き引きの被害、強盗などで荷物を失う可能性もあります。
最悪を想定して、財布の中身を分散させる、スマホやパソコンは盗られてもデータ復旧できるようにバックアップを取るなど対策をしておきます。
海外にいる状態でスマホをなくすことは、パスポートや財布をなくす場合と同じぐらいのリスクです。スマホとパソコンにデータを共有しておくことも良いです。
また、盗られた場合は利用停止が必要なものはすぐに連絡をしましょう。
危険とされるエリアに安易に出歩かない
基本的には、昼間の外出で危険とされるエリアはありませんが、夜間になると現地の方でも近付かないようなエリアは存在します。
周りの在住の日本人や現地の方にあらかじめ危険なエリアを教えてもらって、用事のない場合以外には近付かないようにしましょう。
不衛生な食事には手を出さない
フィリピンでは、路上のいたるところで食べ物を販売する出店が営業しています。スーパーで購入するよりも安い価格で、出来立てを食べられる点が魅力です。
しかし、衛生環境が良くありません。清潔な食べ物に慣れている日本人ではお腹を壊してしまう危険性があります。
お店の休日には、調理用の鍋を外に置きっ放しにしてあるお店もありました。不衛生なお店で買い物はしない、出店では購入しないなど、衛生面の注意をしましょう。
警戒と楽しむことのバランスを取りましょう
フィリピンのロングステイにおけるトラブルとその対策をご紹介しました。
明るく陽気な国民性である反面、適当で抜けている側面もあります。寛大な心でゆとりを持って接してみれば、心を開いてくれてトラブルの際も率先して助けてくれる方もいます。
街を離れて郊外や離島にいけば、すぐにリゾート気分で青い海を楽しめるフィリピン。ロングステイ先に選ぶ際はトラブルの対処も気を抜かずに行いましょう。
(ライター・蓮池ヒロ)