世界でも屈指の透明度を誇る、フィリピン最後の秘境と呼ばれる「エルニド」。
それゆえか、世界中のダイバーが訪れる憧れの場所でもあります。
そんな神秘的な場所を、かれこれ10回以上も訪れている私が、エルニドの魅力をご紹介致します!
エルニドってどんな場所?
フィリピンには数多くの島がありますが、「エルニドは」パラワン島とよばれる大きな島のなかにある一部分の場所です。
日本を中心に見るとマニラの下、セブ島よりもずっと離れた左端にある島です。
真っ白い白い砂浜や、鮮やかなサンゴ礁、自然の色とは思えないほど美し色をしたラグーンが魅力的ですが、切り立った岩山が海の周りに数多く点在するミニロック島は、近くで見るとまさに別世界にいるような感覚になるほど神秘的です。
ここには多くのダイビングスポットがあり世界中のダイバーや旅行客が訪れています。
殆どはヨーロッパやアメリカなどの西洋人が多いですが、最近は台湾や韓国などの東アジアの旅行客も多くなっています。
どうやっていくの?
エルニドに行くには大きく二つのパターンがあります。
①日本→マニラ→エルニド(全て飛行機移動)
②日本→マニラ→プエルトプリンセサ(バス移動)→エルニド
数年前まで②の同じパラワン島内にある、プエルトプリンセサ空港から、最寄りのバス停に乗り、エルニドまでバンで約4〜5時間かかりました。
最近は、①のように、エルニドにも白とウッドカラーを基調とした、リゾート感を漂わせる綺麗な空港ができました。
ですが、現在のところ、AirSWIFTと言う航空会社のみ(しかもプロペラ機!)の小さな飛行機で、すぐに予約席が埋まってしまう状況です。
また、個人で行く場合、AirSWIFTのオンラインチケットが、現在英語表記のみで、問題なく購入できる方はコチラがおすすめ。マニラ空港からエルニド空港までは約1時間で到着です。
滞在中での楽しみ方
もちろんダイビングや、アイランドホッピングツアーと呼ばれるシュノーケリングが楽しめる、島巡りツアーはオススメです。
「エルニドタウン」と呼ばれる、エルニドで唯一、多くの飲食店やダイビング、アイランドホッピングツアーのお店が並ぶ場所なので、まずはここに来てから何をするか考えてみてもいいかもしれません。
なにもせず、ただ美しいサンセットをながめるのもいいでしょう。
バーやクラブもあるので、夜に遊びたい人はオススメです。本当に様々な国の人たちが来ています。
不便だからこそ、手付かずの美しい自然が残る場所
インターネットの回線は全然良くなく、水道もタンクに貯めたもの、もちろんガスも通ってなく、停電なんかもしょっちゅうです。
コンビニやスーパーももちろんなく、市場や小さなお店で買い物できる程度です。
ですが、そんな不便な場所だからこそ、何も考えずただぼーっと海を眺めたり、現地の人と触れ合える時間が持てると思います。
最初は、日本とのギャップを感じ、この不便さに多少困惑していましたが、普段仕事で、長時間パソコンとにらめっこしている私にとっては、この環境がとても心地いです。
観光で成り立っている場所なので、治安も比較的良く、お店の外観が鉄格子の所はあまり見かけませんでした。島の人もフレンドリーで穏やかです。(もちろん日本と比べたら治安は良くないので十分気をつけてくださいね)
帰る頃には日本へ帰国したくないと感じてしまうほど。
自然観光や海が大好きな人にはとってもオススメです。でも、不便な環境であったり、ほんの少しでも不衛生だったりするのは耐えられそうにないと言う方には、あまりオススメできません。
設備の整った高級ホテルもあるようですが結構お値段するようです。。。
そんなエルニドですが、最近は以前よりも、開発がどんどん進み、小さなビルやショッピングセンター、ホテルの工事が急速に進んでいます。
個人的には、街並みが変わる前に行くのがおすすめだと思います。そして現地のフィリピン人や世界中からくる観光客と交流すると、旅ももっと面白くなるはずです。
まだまだ日本人観光客が少ないマイナーな場所です。ぜひフィリピン最後の秘境「エルニド」へ!
(ライター・かわの めぐ)