持っていると便利!?マレーシアで持つべきポイントカード

日本でもおなじみのポイントカードは、マレーシアでも普及しています。ショッピングやサービスの利用でポイントがたまり、割引やアイテムなどの交換などにレディーム(交換)できます。
最近はポイントカードもスマホアプリに移行しつつありますが、OSによってはマレーシアのアカウントを取得しないとアプリのダウンロードができないこともあります。
まずは比較的すぐに取得できて便利なポイントカードをご紹介します。

公共交通機関で必須のタッチンゴーカード一体型のカード

キャッシュレス化が進むマレーシア。ショッピングや飲食店など電子マネーやデビットカードの決済が増えています。
クアラルンプール市内の公共交通は、タッチアンドゴー(Touch’n’GO)というSuicaのようにトップアップ(チャージ)をして使うIC乗車券の利用が大変便利です。

単体でもコンビニでの買い物などに使えますが、便利なのはスーパーやファーマシー(日本でいうドラッグストア)のポイントカードと一体化したもの。
というのも、タッチアンドゴーはチャージする時に50sen=RM0.5(約13円)の手数料を取られるのですが、一体化したポイントカードだと取られないところもあるからです。
またタッチアンドゴーは、車を運転する場合、高速道路の料金所でタッチして払うのにも必要です。
現在、料金所は現金で払えるゲートは1カ所で両端にありとても混雑しています。ほとんどのゲートはこのタッチアンドゴーでの支払いとなります。

英系スーパーのテスコのポイントカード。
各店舗のサービスカウンターで申請します。入会金は無料。
右端にタッチアンドゴーとの兼用であるマークが入っています。
テスコのサービスカウンターでトップアップ(チャージ)すると、手数料が無料となります。
利用額に応じて郵送で現金割引バウチャーや過去の買い物履歴に基づいて割引クーポンが送られてくる。

比較的どこでも見かけるドラッグストアチェーン店です。
カードの購入は店頭(RM20)もしくはオンライン(RM18.5)でカードを購入します。
ただし使用開始には公式サイトからアクティベート(使えるように設定する作業)が必要です。
こちらも右端にタッチアンドゴーとの兼用であるマークが入っています。
店頭でトップアップ(チャージ)すると、手数料が無料です。
期間限定でさまざまな商品がメンバー価格で購入できます。

日系スーパーやデパート系のポイントカード

日本食や日本食レストランが充実している日系スーパーやデパート。
居住地の近くにはなくても食料品などの利用頻度も買い物に行くことは多いのではないでしょうか。
また月の特定日によってポイントが多くついたり、週替わりで日本の食料品などの割引があったりします。
ポイント還元は金券などで受け取ることが可能。

クアラルンプール市内の伊勢丹(ISETAN)、ジャパンストア(ISETAN The Japan Store)の他、クアラルンプール国際空港の近くにある三井アウトレットパークKLIAセバン(Mitsui Outlet Park KLIA Sepang)でも利用できます。
入会金RM25(約674円)で有効期限2年となっており以降は更新可能です。
また日本のデパ地下のようなイメージのKLCCのIsetan FoodMarketではメンバー特典として日替わりで野菜、肉、日本の冷凍食品などが10%オフになります。

マレーシア国内のみでポイントをためる、使うことができます。
日本と似ているのは特定日にポイントがアップ、メンバー割引商品などがあること。
またイオンモール内でポイントが付与されるテナント(ショップやレストラン)などもあります。
貯めたポイントが金券だけではなく、ファストフードやブックショップ、スタバなどのバウチャーにも交換できます。

トップアップ(チャージ)して使うカフェ系チェーンのポイントカード

その他のカードとしては、日本でもおなじみのカフェチェーンのポイントカードも便利です。
マレーシアの物価を考えると外資系カフェのコーヒーや紅茶はやや高いと感じるかもしれません。
それでもエアコン完備で電源があったり、フリーWiFiが利用できるなどで利用が多くなったりします。
最近はスマホアプリの方がプロモーションなども多いようですが、10杯で1杯無料(スタバ)、ビーンポイントを貯めて割引(CBTL)など現金で払うよりもメリットが。
どちらもトップアップして利用できます。

マレーシア生活の中でポイントカードは必ずしも持つ必要はないかもしれません。
でも知らないうちにポイントがたまってお得があったりすると嬉しいものです。
またそれだけではなく、ライフスタイルによってはタッチアンドゴーのように日常生活に欠かせないカードと一体化しているポイントカードもあります。

今回ご紹介したのはほんの一部です。
マレーシア生活に慣れてきたら、いつも利用するショップ、モール、カフェ、レストランなどでもチェックしてみてはいかがでしょうか。

(ライター・逗子マリナ)