味も見た目も全く違う⁉マレーシアのホッケン・ミー

ホッケン・ミー(福建麺)とは、その名のとおり中国福建省発祥の料理が東南アジアへの移民によって独自の進化を遂げた麺料理です。この『独自の進化』が国や地域によって全く違うため、同じ「ホッケン・ミー」でもびっくりするほど違う料理になっています。

今回はマレーシアのクアラルンプール式のホッケン・ミーと、ペナン式のホッケン・ミーをそれぞれご紹介します。

クアラルンプール式ホッケン・ミー

クアラルンプールのホッケン・ミーは、ダークソイソースを使用した焼きそば。見た目はびっくりするかもしれませんが、日本人の口にも合うコクのある少し甘めのソース。太めの中華麺とも相性抜群です!麺は少し柔らかい印象ですが、もちっとした食感を楽しむことができます。フードコートや屋台料理としてもよく見かける料理ですのでロングステイ中に挑戦してみてくださいね!
ちなみに写真はクアラルンプールの屋台街「ジャラン・アロー」のお店で、一番小さいサイズで12リンギット(約411円)でした。

ペナン式ホッケン・ミー

ペナンのホッケン・ミーはエビの風味を感じるスープ麺。特にユニークなのが、中華麺と米麺の両方が入っていること。異なる食感を1杯で楽しむことができます。別添えにされているチリソースを混ぜながらお好みの辛さに調整することもできます。あついマレーシアで汗をかきながら食べるスープ麺もなかなかいけますよ。
こちらの写真は屋台街(ホーカーセンター)で7リンギット(約240円)でした。

同じ名前の料理でも地域によってまったく違うホッケン・ミー。ちなみにシンガポール式やタイでも「ホッケン・ミー」はありますが、これもマレーシアとは異なりますのでぜひ各地で挑戦してみてくださいね。
また、お店によっても味が異なるので食べ比べをしてお気に入りのお店を探してみるのもロングステイ中ならではの楽しみになりそうです。