タイ語にも敬称がある!
さわっでぃかっぷ。
タイ語を話しているタイ人たちを見ていて気が付くことのひとつとして、色々な敬称があるということが挙げられます。
日本語でいうところの「○○さん」、「○○ちゃん」や「○○君」、英語で言うところの「Mr.」や「Mrs.」等に当てはまる言葉がタイ語にもあります。タイ人は目上の人には丁寧語を使うなど経緯を払う文化があるので、相手が年上かどうかなども含めて確認し敬称を付けています。
意外に細かい敬称
例えば、一般的に年齢を気にせず使えるのが「クン(Khun)○○」で日本語で言うところの「○○さん」にあたります。この敬称はビジネスメールなどでも度々目にしますし、どちらかと言うととてもフォーマルな言い方になります。
少しカジュアルな関係になると年上の人には「ピー(Phii)○○」、年下の人には「ノーン(Nong)○○」と使います。
おじさんには「ルン(Lung)○○」、おばさんには「パー(Paa)○○」という表現もありますが、おじさん・おばさんとどのレベルから呼んで良いのか分からないのはどこの国も似ていて難しいところ。
お店やタクシーでも使える敬称
この敬称ですが、日本語のそれとは少し異なって名前がわからない人にも使えるところがタイ語の便利なところ。
例えばレストランで店員さんを呼びたいときには「ピー(Phii)カップ(話し手が男性の場合の【です】)/カー(話し手が女性の場合の【です】)」や「ノーン(Nong)カップ/カー」というだけで、その人への呼びかけとなります。
もちろん年上の女性の店員さんであっても「ノーンカップ」といった方が早く気づいてもらえる可能性が高いのは言うまでもありません。
また、サービス提供者がお客さんに向かって年下であっても経緯を込めて「ピー」と呼ぶこともあるので、「年寄りにみられた!」とショックを受けたり怒ったりはしないでくださいね。
(ライター・なもき)