台湾の賃貸には、キッチンなしの物件が数多くあるくらい、外食文化が根付いています。
台湾の街中には「小吃(シャオチー)」と呼ばれる軽食が食べられる食堂や、夜市がたくさんあり、小さな子供からお年寄りまで、たくさんの台湾人が利用しています。
お手頃な価格のものが多いので、朝から晩まで台湾グルメを満喫できちゃうんです。
今回は300円くらいのお値段で満腹になるご当地グルメを紹介していきます!
豆漿
台湾の朝ごはんといえばこちらが有名です。
豆乳を煮込んだもので、砂糖が入った甜豆漿(ティエンドウジャン)と塩気のある鹹豆漿(シェンドウジャン)の2種類があります。
甜豆漿を入れたカップに透明のシールをしてテイクアウトにできるお店が多く、台湾の人たちがこちらを持ちながら通勤・通学されている所をよく見かけます。
店内でいただく場合は、大きめのお椀に入れてくれるので、レンゲやスプーンを使って飲みます。
熱・温・冰(熱い・温かい・冷たい)の3種類から選べますが、夏場は熱い豆漿を置いていない所も。
大きさにより、15〜30元、日本円で55〜90円ほどです。
ご飯感覚で豆漿を味わいたい時には、鹹豆漿がおすすめです。
出汁と豆乳を合わせたスープに、干しエビやザーサイ、ネギなどが入っており、そこにお酢が加わることで豆乳が固まり、おぼろ豆腐のような食感になります。
20〜30元、およそ75〜110円で食べられます。
どちらの豆漿も、油條(ヨウティアオ)と呼ばれる揚げパンを浸して頂くと、より満腹感が得られるので、一緒に注文するのがおすすめです。15〜30元ほどで購入できます。
蛋餅
こちらも朝ごはんの定番メニュー。クレープ生地で卵の薄焼きを巻いたような台湾のスナックです。中にはチーズやねぎ、ツナなどが入っている物もあり、気分によって日替わりで違う具を楽しむこともできますね。
こちらは30〜40元、110〜150円ほどとかなりリーズナブルです。おやつ感覚で食べられて、これだけでも満足感はあります。豆漿や台湾式おにぎり、大根餅などとセットで注文することで、ボリュームのある朝食になります。
魯肉飯(ルーローファン)
台湾を代表するB級グルメのひとつです。熱々ご飯の上に、豚バラ肉を甘辛くトロトロに煮込んだものをかけて頂くとてもシンプルな料理ですが、これがハマるんです!
お店によっては、味付けに八角というスパイスを使用したものもあります。「八角の匂いが苦手…」という日本人も多いようなので、事前に調べてから行かれると良いでしょう。
魯肉飯専門店の他、小吃店にあることも。お値段は、小か大が選べて平均30〜40元、日本円で110〜150円ほどです!
牛肉麺
こちらも台湾で有名なグルメの1つです。柔らかく煮込まれた牛肉とスープに、小麦粉でできた麺の入った麺料理。お店によっては骨ごと牛肉が煮込まれていて、味が染みて美味しんです!
麺はうどんのようなものもあれば、刀削麺のように平たいものもあります。麺がモチモチ噛みごたえがあるので、お腹いっぱいになります!
お値段は他の小吃と比べると割高で、安くて400円ほどです。観光地や有名店ですと、800円くらいのところもあるようですが、滞在中食べ比べを楽しんでみるのも楽しいと思います。
麺線
カツオだしの利いたとろみのあるスープに、そうめんのような細麺が入った、台湾風煮込みそうめんです。小吃店の他、夜市などでも食べる事ができます。
ニンニクの香りが強いものが多く、2日くらい臭いが取れなくて焦りましたが(笑)、それでも通ってしまうほど、中毒性があります。
麺線に入っている具材は、ホルモンか牡蠣、時に両方乗っている贅沢なものもあります。
大きさは小か大を選べて、45〜65元、日本円でおよそ160〜240円の価格帯のものが多いです。
台湾グルメの中でも比較的有名なものを挙げてみました。
安くて手軽に食べられるグルメは、この他にもまだまだたくさんあります。
ぜひご自身のお気に入りのお店や、台湾グルメを探してみてくださいね。
(ライター・めぐ)