海外生活において一番心配になるのが病気やけがをした際の医療事情や対処法、治療費などではないでしょうか?
今回はマレーシアの病院事情について書かせていただきます。
病院の仕組み
マレーシアの医療機関は大きく分けて公立病院と市立病院の2つのカテゴリーに分類されます。
公立病院はローカルであれば非常に安い治療費で受診出来ますが、診察者数が非常に多く、長い時間待たされることや緊急性を考慮頂けないことが多々あるなど、外国人居住者には馴染みの少ない病院となります。
一般的な外国人居住者(駐在員やMM2H)は通常市立病院にお世話になりますが、その中にもクリニックと呼ばれる街中の開業医と総合病院の2つに分かれます。
ちょっとした風邪の症状や腹痛、怪我、血液検査、予防接種などはクリニックで診察を受けるのが一般的です。
風邪などの症状の場合、解熱剤や抗生物質を処方しても治療費はRM80~100程度です。
しかし、クリニックでは処置できない検査や手術を伴う病気・怪我の場合は総合病院での治療を受ける事になります。
マレーシアの総合病院は病院という経営運営母体の中に開業医さんが集まっている集合体でです。
そのため、初めて病院にかかる際には受付にて『どの先生に掛かりますか?』と聞かれますので、馴染みの先生がいない場合には症状を説明して適任の先生を紹介してもらう必要があるのでご注意ください。
また、マレーシアの総合病院では基本的に治療費の支払い担保(クレジットカードの提示や会社の支払い保証レター、又は医療保険カード)がない事には緊急性を要する事態の際でも診察に応じて頂けない場合がございますのでくれぐれも上記の担保を準備してから受診するようにいたしましょう。
マレーシアの治療・入院費はアメリカなどと比較すると安価ではありますが、日本の様な国民健康保険の様な国民全員保険制度がないため医療保険に加入されるのが一般的です。
心強い日本語対応病院
病気やけがの不安に加え、海外となるとやはり言葉の心配も考えなくてはなりません。
自分が症状などを伝えること、また先生からの説明と、さらに不安になると思います。
しかし、マレーシアでは日本語対応の病院があり、大変心強いです。
クアラルンプール周辺の日本語対応病院を一覧にしてみましたので、参考にしてみてください。
また、最新の情報は外務省の「海外安全ホームページ」などをご確認ください。
では、次回は医療保険についてです、おたのしみに!