サンクスギビングとブラックフライデー

11月の最終週の木曜はブラックフライデー(感謝祭)、この時期を境に一気に年末に突入する形となる。
暖かいハワイでも10月の終わりのハロウィーン、そしてこの11月に入るとクリスマスネオンを家の外壁や庭に飾り付け、運転するラジオから流れてくる音楽もクリスマスソングへと変わって行く。

アメリカ人が大好きな「サンクスギビング」

この感謝祭、アメリカではクリスマスに次いで重要な家族が集まる行事として知られている。

日本ではあまり馴染みがないかもしれないが、秋のこの時期多くの食べ物が収穫される時期、その食べ物にも感謝してというのが習わしらしい。
ハワイにやってきた頃は、まだ前日あるいはその当日からターキー(七面鳥)を料理するところから始まり、その料理にかなりの時間をかけていたが、最近はとも働きであることもあり、地元のレストラン「ジッピーズ」や「フードランド」で出来上がったターキーをそのまま買ってあとは電子レンジで温めるだけという家も多くなってきている。

 アメリカ本土なら、週末にかけておやすみになる4連休なので、会社や学校から家に帰ってくる人たちも多いが、ここハワイでは飛行時間や旅費などもかさむため、1ヶ月先のクリスマスまで帰ってこない人たちが多い。
ただこの時期アメリカ東海岸などは大雪になり、飛行機が遅延になったりキャンセルになったりと、帰路に着くまでの大変な様子も話に聞く。
家族や親戚などが集まりランチやディナーをともにする。


ターキーはもちろん、ハム、マッシュポテト、スタッフイング、そしてデザートにはパンプキンパイが定番、他にハワイでは寿司、アイスクリーム、フルーツなどが加わる。

本場の「ブラックフライデー」

10年ほど前は感謝祭の木曜はおやすみ、そして翌日の金曜が、ブラックフライデーと言って、開始時間が早朝5時ごろとなり、朝早くから駐車場がいっぱいになったり、少しでもいいものを獲得するため前の日から列になって待つ人たちの様子がニュースで流れた。
ただ年々その開始時間は早まり、夜中の4時とか、そして2時とか。
アウトレットで有名なワイケレショッピングセンターは真夜中0時のオープンに合わせ、ツアーが開催されたり、アラモアナでは 感謝祭の夕方6時から開店しそのまま翌日までオープンというような状態になり、買い物客には嬉しいが、働く人たちはかなりお疲れのようだ。

駐車場もかなり混み合い、みんな少しイラついている人もいて、注意が必要だ。
このお買い得な時期を目指して日本からも観光客がやってきているのを目にする。