モントリオールで車を購入!車探しから購入までの体験談

広いカナダ、飛行機や電車、バスで旅をするのも一つですが、行きたい場所に行きたいときに行ける車の旅も夢があります。
私はワーキングホリデーを利用してカナダで仕事をしながら生活していました。
現在は観光ビザに切り替えてビジターとして滞在しています。
カナダに来る前からカナダで車を購入することを考えていましたが、車を購入したのは入国してから6ヶ月目のことでした。
私はたまたま移動の流れでケベック州のモントリオールで車を買いました。
大きな都市で探した方が条件に合う車が見つかると思ったからです。
この記事では私が車を買ったときのことについてお伝えしていきたいと思います。

「Kijiji」を使って車探し

私が車を探していたとき利用したのがKijijiです。
Kijijiはローカルの人たちが自分の売りたいものを写真付きで投稿したり、求人募集などにも使われているwebサイトです。
カナダの300以上の都市で利用可能です。
車の種類、年式など条件を絞って検索できます。
私は雪が降る地域に行く予定だったのでSUVと呼ばれる四輪駆動の車を探しました。
このサイトではディーラーからの投稿もあり、質問があればメッセージを送ることもできます。
私は自分の車を見つけるまでに5日ほどかかり、10人ほどの人たちとやり取りをし、数台の車を見に行きました。
モントリオールはフランス語を話す人が多い州なので、投稿はフランス語であることが多く、私はグーグルの翻訳を利用し、なんとか理解することができました。
最終的に私はディーラーから車を買うことになりました。

購入に必要な手続きについて

私が選んだ車はポンティアックのトレントという車種のSUVで、値段は1500カナダドルでした。
試乗したあと購入することを決めました。
カナダでは車を買うとき、同時に自動車保険に加入することが義務付けられています。
自分で保険会社を選ぶこともできますが、お店の担当者が保険会社に連絡してくれてその日のうちに契約することができました。
1ヶ月ごとの支払いも可能でしたが、私は年間契約で700カナダドルを支払いました。
この保険会社はカナダ全土をカバーしていたので、車でいろいろな州に行こうと考えている人は、保険がどこまで適用されるかなどについても知っておく必要があります。
州によって自動車保険の値段はかなり違いがあるようですが、その中でもケベック州の保険料の平均は安いようです。
必要書類を作成していく中で必要だったのは、カナダで運転ができる運転免許証だけでした。
当時私の運転免許証はBC州のものでしたが特に問題はありませんでした。
担当の人の話によると、以前観光で来ていたフランス人カップルがそのお店で車を購入し、カナダを旅したあとそのお店に車を買い取ってもらい帰国した人たちがいるという話でした。

ライセンスプレートの取得許可は州によって違う?!

モントリオールで車を手に入れ、私は目的地のラブラドールシティがある隣の州のニューファンドランドラブラドールへ向かいました。
自動車税をケベックで支払えばケベックのナンバープレートになりますが、そのときは時間に余裕がなかったこともあり、ニューファンドランドラブラドールで登録することにしました。
車を購入後1ヶ月以内にライセンス登録をする必要があり、それまでは一時的に運転が許可される紙を外から見える位置に貼っておく必要がありました。
登録時に必要なものは、車検の証明書、自動車保険に加入していることが証明できる書類でした。
そして1年分の自動車税の支払いができれば晴れてライセンスプレートを手に入れることができました。
そこでわかったことですが、ケベック州ではお金を払えばすぐにライセンスプレートをもらえると言われていたのに、ラブラドールでは車検が必要だったこと、そしてその許可のレベルが州によっても違い、ケベック州の方が車に関する法律がゆるいということでした。
これに関しては命も関わってくることなので、お金はかかりましたがニューファンドランドラブラドールで登録してよかったと感じました。
また運転するときは運転免許証はもちろん、自動車保険のコピーや自動車の登録証明書も必ず携帯することが義務付けられています。

日本人の場合、6ヶ月までの滞在ならば観光ビザを申請する必要はありませんが、「eTA」という電子渡航認証が必要です。
私はワーキングホリデービザを所有していましたが、車を購入するときにビザの種類について申請する必要はありませんでした。
なのでカナダに住所がなく、観光で長期滞在を考えている方でも車を購入することができるのではないかと思います。
購入時に必要なものは、自動車保険への加入、カナダで運転できる運転免許証のみでした。
ただナンバープレートを登録するときは住所が必要だったので、家ではなくても登録できる住所を用意しておくことをおすすめします。

(ライター・Sakika)