コロナにより変わっていくホノルル

イゲ知事がPCR検査で陰性なら、14日間の自主隔離は不要と発表したものの、その後撤回、8月末まで、自主隔離は続く状態になっているハワイ。
4月上旬にハワイへの直行便が飛ばなくなり、8月に4便だけ臨時便を飛ばすことになり陸の孤島が続いています。
人口80万人あたりのホノルルの人たちだけでどれだけ経済を回せるのか、死活問題になっているところも多いというホノルル。

ホノルルの近況

アラモアナセンターは5月15日からオープンを始めて今は依然と同じような状況に戻りつつあります。
ただお店の中に入れる数を制限したり、消毒液を置くなど日本と同じような状況ですね。
大人数での集会はしないのが基本ですが、週末の海は従来のようにパーティ状態のところも多いです。
日本のニュースでアメリカの独立記念日のパーティで、マスクをしないで、大騒ぎしている映像が取り上げられたりしていますが、ハワイでもマスクをしない人は一定数いるようです。
ワイキキの目抜き通りのカラカウア通りでは、歩行者と自転車の人だけが走れるような時間帯を作り、地元の人にもワイキキにきてもらう努力をしています。

写真:アヒポキ

写真:アヒポキ

そして、 ワイキキ内のレストランも15%のディスカウントや駐車場代無料にしたり工夫をして、住民だけでなんとかこの時期乗り越す努力はしているようです。

写真:アヒポキ

写真:アヒポキ

コロナ疲れを癒すアート

また、ホノルル美術館も観光客の来館は見込めないということで、開館スケジュールを変更。
観光客が今まで通り戻ることが難しいであろう9月末までは、毎週金曜日の16時〜21時はハワイ在住者は入館無料というサービスを開始しました。

写真提供:ホノルル美術館

写真提供:ホノルル美術館

毎週金曜というのは、かなりの決断であったようですが、コロナと共存するためにはしかたないこと。失業率が40%近くまで上がったハワイ。
その翌日の金曜日がハワイ在住者無料デイということで、スタート。
蓋を開けてみれば、木曜日だけで100名近い来館者があったという。

写真提供:ホノルル美術館

コロナで疲れてしまった心を癒せる役割があるアートは、ホノルルの人にとっても支えになっているようです。

写真提供:ホノルル美術館