ハワイの公立学校(後編)

ハワイは、その住所に住んで入れば問題なくその学区の公立学校に入れます。
ホノルルでは、小学校から高校まで良い学区ということであれば、ハワイカイとカハラ地区が上げられます。
ハワイカイは、ワイキキから車で20分ほどの場所にあり、平地が多く、たくさんの人がジョギング、サイクリングなど体を動かす姿が見られ、また治安も良い場所でもあります。

ハワイカイの学校が人気!?

日本人の親御さんからも人気の地区なのですが、その理由の1つに小学校から高校までの公立学校のランキングの高さも要因の大きな一つであります。
U.S. News and World Reportの最近の分析によると、ヘンリーJ.カイザー高校は、ハワイの公立学校の第1位に選ばれ、数学および読解力で米国第1位に選ばれました。
またこのハワイカイに住めば、小学校から、中学、高校とハワイでは数少ないIBプログラムを取り入れている公立学校に通えるというのも、人気の1つです。
IBとは、日本ではインターナショナルスクールが取り入れているプログラムであり、スイスのジュネーブに本部をおく、国際基準の教育プログラムで世界を目指す共通の大学入学資格を得ることもできます。
IBプログラムを導入していることから、小学校から、英語以外の外国語にも挑戦します。
ハワイの学校はハワイ語やフラ、ウクレレなどにも力を入れています。
毎年5月の「メイディ」には、ハワイの歴史に、フラダンスなどを保護者などに披露するのは、この学校に限らず、ほとんどのハワイの学校がされていると思います。

日本の学校にあって、ハワイの学校にないものも知っておこう!

ただ日本の小学校を経験している私としては、体育の授業は運動場もなければ、体育館も、プールもない。
音楽室や美術室もなく、いわゆる国語、算数、理科、社会以外の啓蒙的な授業はかなり貧弱となります。
各学校の親がどれだけボランティアで力を入れるか、あるいは学校が予算を持っているか否かで、これらの授業は決まります。
ハワイカイの親は、放課後、水泳、絵画教室などに通わせ、それを補っている状態です。
給食も日本の栄養士さんが考えた献立とは全然違い、シンプルなため、家からお弁当を持参する子どももいます。
高校まで無料で授業は受けられますが、最低限レベルのため、追加で習い事をする家が多いです。