さわっでぃ、みなさん。
みなさんは、タイ語の「ピー(ผี)」という言葉を聞いたことはありますか?
ピーとは、タイ語でお化けや精霊といった意味になるのですが、タイ人の中ではこのピーの存在がかなり大きいんです。
ピー信仰
タイと言えば、仏教国ではありますが、このピー信仰は昔からタイに根付いている精霊信仰で広くタイの日常に根付いているものと言われているようです。
実際には、細かな内容や歴史や地域差があるようなのですが、本日は一般的に日常によく目にするピー信仰の代表的なものをご紹介しますね。
家や建物の前にある小さな祠(サーンプラプーム)
タイの街中を歩いていると、建物などの端っこに小さな祠があるのを見たことがある方も多いかもしれません。
もっと言うと、タイ人がその祠の前を通るときに、手を合わせて合掌(ワーイ)をしているところを見たことがある方も多いかもしれません。
この祠は「サーンプラプーム(ศาลพระภูมิ)」といい、ピーを祀っている祠なんです。
タイ人は、このピーに関しては、結構特別な信仰が根付いているようで、きちんと食べ物・飲み物・お線香・お花などが供えられているのを、日常から目にすることができます。
メー・ナーク・プラカノン
ここまで根強くタイ人達に信じられているピーですが、そうなるとやはり有名なピーにまつわる話も沢山あるようです。
その中でもタイ人の中でとても有名なのが、プラカノーンの「メー・ナーク」でしょう。
こちらはホラー映画としても映画化もされ、タイ人のなかではとても有名なお話しです。
実際に、この話の舞台となったといわれているワット・マハーブットは今もバンコクに存在し、メーナークを祭っていますいますので、ピー信仰に興味がある方は実際に訪れてみるのも良いかもしれません。
(ライター・なもき)