オーストラリアでの食事の基本情報!定番スーパーと日本食材で不便なし!

気候も温暖と豊かな自然、人々も明るくのんびり、若者からシニアまで人気のオーストラリア。
短期の観光ももちろんですが、長期の滞在でも充実した毎日を過ごすことができる場所として、おすすめの国の一つです。

とはいっても、オーストラリアでの長期滞在、いったいどんな生活になるのでしょうか?
今回は、まずは毎日の生活で必要となる食料品についてお話していきたいと思います。

何でもそろう、お手軽で便利なスーパー

オーストラリアでよく見かけるスーパーはCOLES(コールズ)とWoolwarth(ウールワース)の2つです。
どちらもコンビニのような小さい店舗から、デパートの地下1フロア全てを占める大規模店舗まであり、オーストラリア国民の生活の味方。
生鮮食品、冷蔵冷凍食品から、歯磨き粉やトイレットペーパーなどの日用品、大きい店舗では文房具や掃除用品まで手に入ります。

ショッピングセンターに入る大規模なCOLES

上部の「W」マークが目印のWoolworth

決して物価は安くないオーストラリアですが、農業国なので食料品は別!
にんじんやたまねぎ、ズッキーニなど新鮮な野菜が安く手に入ります!
値段は個数ではなく、重さで決まります。
値段は多くのアイテムが「kg」表示です。売り場の近くに秤が置いてあるので、ザックリの値段を事前に知ることができます。
最後に、レジに持っていけば機械が自動で計測し、値段を出してくれるシステムです。

Woolworthの店内。色鮮やかな果物が美味しそうです

お魚・お肉ともに選択肢は豊富で、対面でやりとりするカウンターと、パック済みの商品があります。
オーストラリアらしいのは、「カンガルー肉」が一般のスーパーでも普通に売っていること。
こちらに来たからには一度は食べておきたい品ですし、牛肉よりも低脂肪・低コレステロール・高タンパクですので栄養価の面からもおすすめです。

なお、オーストラリアの法律により、アルコール類は専門店での販売のみとなります。
全国規模でのチェーンはBWS(ビー・ダブリュー・エス)。
Beer,Wine,Spritsの略で、その名の通り、様々な種類のアルコールとおつまみを販売しています。

オレンジ×黒のロゴが目印のBWS

オーストラリアでも和食材は手に入る!

自ら選んだ海外生活といっても、やはり日本人。
日本食が懐かしくなることもあると思います。
“アウトバック”と呼ばれるよほどの僻地でない限り、日本食材は手に入りやすいのでご安心を。
「日本食材店」という名目のお店はなくても、「アジア食材店」「中華食材店」「韓国食材店」などで日本の大手メーカーの冷凍納豆や豆腐、ふりかけ、味噌など調味料やカレールーなどが販売されています。
冷凍うどんやそうめんも手に入りますし、小豆やきなこが入荷されていることも。
豆腐に関しては、上記のCOLESやWoolworthでも豪州産の豆腐が売っており、日本人の口にもあいます。

ここで、一つ問題です。
全てスーパーで手に入りそうな材料だけれども、意外とすんなりとは食べることのできない和食の人気料理はなんでしょう?
それは「すきやき」。
なぜかというと、「生で食べられる卵」と「薄切りのお肉」がスーパーでは売っていないからです。
まず、オーストラリアで販売されている卵は、生で食べることはお勧めしません。
COLESやWoolworthでは賞味期限が2カ月程度設定されており、なんと常温保存。生で食べることは想定されていないからです。
すきやきを食べたいときは、日本食材店などで「生食可能」と明記されている卵を買うようにしましょう。(もちろん、卵かけご飯も同様です!)

また、スーパーでは扱っている肉はステーキ用のお肉やブロック肉が多く、すき焼きやしゃぶしゃぶで用いるような薄切りのお肉はまず見たことがありません。
けれど、日本食材を扱うようなお店では、アジア圏から輸入された冷凍の牛肉・豚肉薄切りを扱っていますので、そちらで購入ができます。
「せっかくオーストラリアにいるのだから、美味しいオージービーフですきやきをしてみたい!」という方は、家庭用のミートスライサーを用いて自宅で薄切り肉を準備することもできます。

ステーキ用のお肉はこの大きさ!

「簡単には食べられない」と書きましたが、ひと手間かけて日本食材を扱うお店に行けば、いつでも入手可能な食材です。
このように、スーパーと日本食材店を併用すれば、現地の食文化も取り混ぜつつ日本と変わらない充実した食生活を営むことができるのが、オーストラリアの良いところです。

(ライター・WAKI)