オーストラリアで現地の大学院に行って教養を深めてみよう!

長期滞在してその国にも慣れてくると、なにか新しいことを始めたくなってくるかと思います。
その国の語学や料理、楽器やスポーツなど習い事の色々選択肢はあると思いますが、
学校に通う、という選択肢もあります。

以前から興味があった分野を深めるのもよし、新しい分野に飛び込むのもよしです。
この記事では、語学学校や習い事ではなく、大学・大学院に通う生活を紹介します。

学校で学びを深めよう

オーストラリアの大学院は、一度社会人経験を経て学校に戻ってきている方も多く40代以降の方もいらっしゃいますので、
大学卒の日本人の方は、大学院で自分のやりたい勉強を深めるのが良いかと思います。
自分の滞在先から通える範囲の学校で、やりたいことがある学校を大学院を探してみましょう。

オーストラリアならでは、かつ楽しく学べるものでいうと

  • ワイン学

があります。
また日本に帰国後のキャリアを考えて

  • 翻訳
  • 観光学

などを学ぶ方もいらっしゃいます。
もちろんそれに限らず、学べる分野は法律・経済学から工学・医学まで多岐にわたりますので、自分の興味のある分野でぜひ知見を深めてください。

クイーンズランド大学のキャンパス

入学までのステップ

オーストラリアの新学期は2月と9月。
年に2回新入生を受けていれているところが多いです。
各学校のホームページの新入生募集要項のページに、入学要件や書類提出締切日が書かれていますので、間に合うように準備しましょう。
なお、卒業した日本の大学の卒業証明書・成績証明書の提出が求められる場合がありますので、大学院に通うことを考えていらっしゃる方は、日本にいるうちに取り寄せておくと後の手続きが楽になります。
(提出は求められるものの、名門校やMBA以外は成績の要件は厳しくありません)

大学院では、英語能力試験結果の提出を求められているところが多いです。IELTSという試験のスコア6.0-6.5以上が目安ですが、法学部や医学部など専門性が高い大学院になるとより高い点数を求めらます。
IELTS対策のテキストはオーストラリアでは手に入りにくいので(もちろん、日本語で書かれた参考書は手に入りません。英語で書かれた問題集ならあります)、あらかじめ1冊持って行ってもよいかと思います。
ただ、大学院出願段階では、英語の点数が達していなくとも大丈夫。
入学時までに点数をあげるか、間に合わなくとも、大学院付属の語学研修施設で数か月の英語トレーニングを受講すれば、入学が許可される学校もたくさんあります。

クイーンズランド大学キャンパスの一角

クイーンズランド大学キャンパスの一角

学校に通って充実した長期滞在を

現地の大学・大学院に通うと、知見を深められるだけではないメリットがあります。
まずは、現地の友達ができること。
現地の大学院に通っているのは、もちろん現地のオーストラリア人、そしてそれに加えて世界各国からの留学生です。国籍・年齢・バックグラウンドも様々。
そして彼らとともに授業に出席し、グループワークやディスカッション、フィールドワークをこなす中で、単なる知識だけではなく、新しい文化や考え方も吸収することができます。

また、ただ生活することで得られる以上の語学力を身に着けることができます。
オーストラリアの大学院では、大教室での講義という形態は少なく、多くが少人数でのディスカッションやプレゼンテーションを含むもの。
黙って聴講していれば単位が来る、というものではありません。
決して楽ではありませんが、スピーキング力、リーディンク力、リスニング力、ライティング力、と全ての方面で語学力を伸ばすことができます。

広々とした緑いっぱいのキャンパス、にぎやかな食堂、歴史ある図書館や芝生でピクニックしながらのランチ。
それに加えて、専門知識と世界各国の友人、語学力が得られます。
せっかく長期滞在という貴重な時間があるのでしたら、もう一度キャンパスライフを楽しんでみませんか?

学生や教授陣でにぎわうカフェテリア

(ライター・WAKI)